マリアモンテッソーリ(1890~1952)はイタリア人で、ローマ大学医学部に女性として初めて入学し、医学博士の学位を取得して卒業した人です。
彼女は障害児の教育で目覚ましい成果をあげました。
その後1907年にローマのサンロレンソというスラム街に設立された子どもの家の責任者となり、生涯の使命となる幼児教育の深みと神秘に出会うことになるのです。
モンテッソーリ教育は、一人ひとりの子どもをよく観察して生まれた教育法です。
そして、観察することで、子どもたちには、すばらしい集中力があることに気付きました。
この現象を「集中現象」と呼ぶようになりました。
子どもたちの達成感に満ちた笑顔が次への意欲につながって子どもを成長させるのです。
子どもの「集中現象」はいつでも起こるわけではなく、特定のことに対して、特定の時期に起こります。それを「敏感期」と呼びました。
敏感期は幼児期に誰にでも訪れますが、環境が整っていないと「集中現象」は起こりません。
の3つが揃うことが大切です。
モンテッソーリは子ども発達を助けるものを「教具」と呼びました。
真栄原カトリック幼稚園も各クラスにモンテッソーリ教具を整備し、子どもたちが主体的に活動できるようにしています。