2007年度保護者アンケート結果について
2008年3月11日に在園児の保護者を対象に「子育てのパートナーとして、保護者の皆様と一緒に力を合わせ、子どもたちの成長を図るため」にアンケートを実施いたしました。回収率は、77%でした。
集計結果と分析、また2008年度に向けた取り組みをまとめて、公開いたします。
アンケート質問項目
A:よくあてはまる B:ややあてはまる C:あまりあてはまらない D:まったくあてはまらないで評価していただきました。
考察
- 幼稚園の指導方針がよく理解できる
- 幼稚園では特色ある園行事を工夫している
- 教師は、子どもをよく理解し、真剣に対応している
- 教師は、保護者の悩みや相談に親身に対応してくれている
- 幼稚園は、清掃が行き届き、いつもきれいである
- 幼稚園は、季節の花があり、潤いのある環境である
- 幼稚園は、危険箇所などへの配慮が十分なされ安全である
- 地域の方を招いたり、地域にある施設を利用するなどして、幼稚園の教育活動や良さをアピールしている
- 幼稚園は、情報発信に努力している
- 幼稚園は、家庭への連絡や意思疎通を積極的にきめ細かく行なっている
- 子どもは、楽しく登園している
- 子どもは、幼稚園やクラスで、好ましい友達関係を持っている
- 子どもは、意欲的に遊び(活動)に取り組んでいる
- 子どもは、幼稚園のルールや社会のマナーを守っている
- 家庭では、しつけや基本的な生活習慣に注意を払って子どもに接している
- ○教育活動(1~4の項目)については、年少組にはD:まったくあてはまらないの回答はありません
でしたが、年中・年長組には、1・2・4の項目においてD評価がありました。また、年中組においては、
B評価が多く見られました。特に、4の項目では、幼稚園に対して気軽に相談できるほどの信頼関係や
雰囲気ができていないと感じたので、教職員一人ひとりが努力する必要性を感じています。
○教育環境(5~7の項目)については、3学年ともほぼA・B評価でした。7の項目、危険箇所などへ
の配慮が十分かでは、C・D評価もありました。業者が安全点検を行なったものの、保護者への報告を
していなかったことも反省点です。
○開かれた幼稚園(8~10の項目)かについては、B・C評価が増え、D評価も見られます。教育活
動のアピールや家庭連絡など情報発信の敏速性や細やかさなど十分でない点が挙げられたので、早
急に検討していく必要性があると感じています。
○子どもの様子(11~15の項目)については、年長組が11~14項目において、ほぼ80%のA評価
に対して、年中組が60%のA評価結果でした。
保護者より
保護者の皆様からのご意見や子どもへの願いをいただきました。その中の幾つかを掲載します。
○年少組
・子どもも担任の先生に信頼をもち、毎日幼稚園へ楽しく登園し、この一年で心身ともに成長したと
感じます。
・年少さんは、園生活の様子やイベント、行事などについての説明がうまくできないので、園生活の
様子や『おひさま(園便り)』の充実をお願いします。
・行事の案内や提出物の締切に、もう少し余裕があると助かります。
・大きな行事は、見栄えではなく、目的やねらいに沿ったものであれば、親として満足ですし、子どもの
がんばった部分に気づくことができます。
・保護者の意見はさまざまだと思いますが、今後とも芯の通った教育を期待しています。
○年中組
・先生たちが子どもに「くん」「さん」をつけなくなっているのが気になります。親しみをこめて呼んでいると
思いますが、親はお友達に「ちゃん・くん」をつけなさいと教えています。
・年少・年中と一年一年すごく成長しています。今年度の取り組みは、年齢にあっていて子どもの成長を
いろいろなところで感じ取れました。
・新しい取り組みは、導入の際の説明が足りなかったと思います。
・自主的に考えて行動できる力が、子どもの中に芽生えてきたように思えます。
・子どもの幼稚園での様子がよくわかれば、親の不安や不満も少なくなると思います。
先生方がいつも忙しそうで声がかけづらく、疑問や質問にも納得できる答えがないのが残念でした。
・子どもを3年間通園させていますが、今年が一番楽しく幼稚園であったことなど家で話してくれています。
・今年度の行事の取り組みは、以前よりもとてもよいと思いました。一番大事なのは、通常保育の中で行事を
楽しむことだということを、教えてもらったように感じました。
○年長組
・文字・鍵盤ハーモニカ・体育指導の独自性、神様の恵みを教える心の面、とてもよい指導を受けたと感謝
しております。
・先生たちが、みんな一生懸命で親しみやすく、安心して幼稚園に通わせることができました。
・体操を毎日行なうことで、できなかったことができるようになり、何事にも自信を持つようになりました。
子どもの成長が手に取るようにわかり、子どもにとって大きな成長の一年でした。
・教育活動の説明不足が、保護者の不安を増進させたのではないかと思います。不安感からよからぬ噂へと発展
するのは、とても聞き苦しいものがあります。
・新しい取り組みについては、賛否両論あるようですが、親としては『努力すれば何でもできる』ということを
知り、子どもが精神的に強くなることができたので満足しております。
・先生方の熱心で粘り強い指導に感謝の気持ちでいっぱいです。
2008年度は
○外部アンケートは年度末ではなく、前期末(9月ごろ)に取り入れ、改善できるところは後期にすぐに
取り入れるなど早い対応に努めていきたいと思います。
○保護者から声がかからなくても、教員の方から積極的に話しかけるなど努力していきたいと思います。
○ホームページや掲示板で幼稚園での遊びの様子をできるだけ伝えていくようにしたいと考えています。
くわえて、情報発信や連絡などの敏速性についても考えていきます。
ご意見をたくさんありがとうございました。お忙しい中、お答えくださいましたアンケートの内容は、無駄にすることなく保育の参考にしていきます。これからも、保護者の方のご意見に、謙虚に耳を傾け、子どもたちの成長のために知恵と力を出し合っていきたいものだと思っています。
今後とも、よろしくお願いいたします。